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FCバスを活用した災害時の給電技術に係る実証実験

一緒に 考える

このたび、京都府では、トヨタ自動車株式会社の申し出を受け、トヨタ自動車株式会社と株式会社本田技術研究所が共同で構築した大容量水素を搭載する燃料電池バス(FCバス)と、可搬型外部給電器・可搬型バッテリーを組み合わせた移動式発電・給電システム「Moving e(ムービングイー)」に係る実証実験を実施しました。Moving eを活用し、避難所環境において実証を行うのは全国初の試みとなります。

開催日時 令和2年12月20日(日曜日)午前9時~令和2年12月21日(月曜日)午前9時
開催場所 職員福利厚生センター体育館(4F)
電話番号 075-414-4708
メールアドレス tikyu@pref.kyoto.lg.jp
イベント関連ページ 災害時の電力確保を目指し、移動式発電・給電システムを構築して電気を届ける実証実験を開始

1 Moving e について

  • トヨタ自動車株式会社、株式会社本田技術研究所が構築した移動式発電・給電システム
  • FCバス(トヨタ製)で発電した電気をバッテリー(ホンダ製)に蓄電して電気を配る。
  • 電気を小分けにして運ぶことで、倒木等で車両の通行が困難な場所の避難所等にも電気を届けることができ、電気自動車等では給電活動を行えない場所でも給電活動が可能。

2 実証事業の内容

  1. 目的:Moving eの避難所での有効性や課題について検証
  2. 実施日時:令和2年12月20日(日曜日)午前9時~令和2年12月21日(月曜日)午前9時
  3. 実施内容:職員福利厚生センター体育館(4F)にて避難所を想定した状況を設定。
    建物の電気は使用せず、Moving eのバッテリーで事業関係者約10名が一日を過ごす。

3 実証事業の結果

FCバスで発電した電気を貯めた給電器で問題無く電気調理器での調理ができました。

また、電気使用量のデータを取得し試算した結果、電気の量としてはMoving eが持つ電気で約50人、3日分の避難所生活を賄えることが確認できました(照明、1日3食の食品加熱・湯沸、電気毛布の使用、パソコン・携帯電話の充電など)。

同時に冬場の暖房器具は使う電気の量が大きく、使用機器や使用時間により電気使用量が大きく変わることも再認識しました。

4 実証実験の様子

FCバスを活用した災害時の給電技術に係る実証実験

主催者について

  • 京都府
  • トヨタ自動車株式会社
  • 株式会社本田技術研究所