公益財団法人京都市環境保全活動推進協会
公益財団法人京都市環境保全活動推進協会 SDGs
団体紹介
公益財団法人京都市環境保全活動推進協会は、持続可能な社会(低炭素社会・循環型社会・自然共生社会)を実現するため、市民・事業者・行政・教育機関と連携を強め、広く環境保全活動を推進することにより、環境に配慮した市民の自主的な行動による地域社会づくりに寄与することを目的に設立された法人です。
この目的の達成のために、環境意識の普及、啓発、環境情報の発信、環境保全に関する調査、研究、環境教育及び人材育成、環境保全のための市民、事業者等との連携、支援、環境意識の向上のための国際的な連携、支援、環境保全活動に関する施設の管理運営等を、市民・事業者・行政・教育機関とのパートナーシップに基づき行ってまいります。
- 活動地域: 主に京都市
- 電話番号: 075-641-0911
- URL: https://keaa.or.jp/
取組み内容
- 例1 防災
2012年度から、地域環境活動支援事業の中で「エコと防災」に取り組み、災害時に自然エネルギーや再生可能エネルギーを活用する方法を提案しています。
- 例2 健康と福祉
住宅省エネ化(遮熱・断熱)が熱中症・ヒートショック予防となることに着目し、地域環境活動支援事業として、高齢者世帯を対象に、省エネ診断・簡易リフォーム・省エネと健康に関する学習会を実施しています。
- 例3 グローバルパートナーシップ
国際事業の中で、2008年度から日中友好環境技術情報プラザ(中国・北京市)設立への協力、2011年度から海外研修員受け入れ、2016年度からマレーシアで低炭素教育・地域コミュニティでの環境活動支援に取り組みました。
2050年の世界(日本、京都)はどうなっていて欲しいですか?
温室効果ガスの排出量ゼロ、プラスチックごみによる海洋汚染ゼロ、自然と共生する世界の実現とともに、誰一人取り残されない持続可能な社会になって欲しいと思います。
2019年4月1日、当協会は「京都市ごみ減量推進会議」「京のアジェンダ21フォーラム」と団体統合しました。この地球を持続可能にするためには、再生可能エネルギーを普及させ、省エネルギーを進めていく必要があり、それには様々な主体間のパートナーシップが不可欠です。当協会は、3団体がこれまでに醸成してきた「大人と子どものつながり」「産官学民のつながり」「地域とのつながり」「国内外とのつながり」等を充分に生かして、今後も環境保全活動に参加する人を増やし、「人と人をつなげる活動」に取り組んでいきます。
誰でもできるSDGsアクションを教えてください
家庭や事業所で購入している電力を再生可能エネルギーで発電された電力に切り替える。
当協会では、「再エネ100宣言 RE Action」の参加団体として、団体運営に係る使用電力を100%再生可能エネルギーへ転換することを目指しています。京都市の環境学習施設である「京エコロジーセンター」の指定管理者として、本センターでの電力調達を再生可能エネルギー100%へ切り替え、京都市所管の公共施設として初めて、再エネ100%を達成しました。
この度、京都市と協働して、太陽光発電設備を初期費用ゼロで導入できる「0円ソーラー」の事業者向けオンラインポータルサイト「京都市太陽光発電プラットフォーム」を新設しました。太陽光発電設備の導入を検討している事業者の皆様は、是非以下のポータルサイトをご覧ください。
おすすめの本を紹介してください
高月紘「ごみはどこへごみのしょりと利用(全3巻セット)」
内容紹介
ごみ問題を知ろう!学ぼう!
私たちの暮らしから出るごみは、どのように処理され、再利用されているのか。
現代のごみ処理の仕組みを解説し、今後の社会に必要な再資源化について考えるシリーズ。
小学校3・4年生・社会科の授業に役立つ構成で紹介。
おすすめの理由
写真や絵をベースに、ごみ問題について分かりやすく説明しています。小学校中学年~を対象としていますが、大人が読んでも非常に読み応えのある内容です。
ちなみに、この本の著者は、当協会の理事長です。ハイムーンのペンネームで、環境・廃棄物問題を訴える漫画家として日本漫画家協会に所属しており、他にも多くの著書があります。
注目している事象を教えてください
当協会は、「京エコロジーセンター」での展示やイベントを通じて、環境保全に関わる啓発を行っています。イベントでは、YouTubeやZOOMを利用して、オンラインで参加していただける工夫を行っています。
- 生物多様性
12月は生物多様性をテーマにした「学ぶ!つながる!生きもののススメ」を通じて、さまざまなイベントやパネル展示を行います。
- 脱使い捨てプラスチック
1月9日に「簡単エコバッグ!あづま袋を作ろう」を実施します。
- エコ×ファッション
1月15日~3月31日まで、エコとファッションをテーマにした「その服ってサステナブル?~人と地球にやさしいオシャレとは~」を通じて、環境や社会に配慮したサステナブルなファッションに関する取組を展示します。
注目している団体
- Fridays For Future Kyoto
Fridays For Future(未来のための金曜日)は、2018年8月に当時15歳のグレタ・トゥーンベリが、気候変動に対する行動の欠如に抗議するために、一人でスウェーデンの国会前に座り込みをしたことをきっかけに始まった運動です。京都には、Fridays For Future Kyotoがあり、高校生から大学生の若者が京都市や京都府に働きかけを行っています。当協会では、2019年度から「みやこKAMADOKIプログラム」を実施するなど、大学生の環境活動支援を通じて、若者世代を含むあらゆる世代とともに活動していきたいと考えています。
My SDGs宣言(行動目標)
- 私たちは、環境ボランティアを始めとした、人材育成講座を中心に展開し、環境保全活動を始めるベースを身に付けた人を増やし、実際に活動の場を提供し、自主的に活動を展開できるスキルを身に付ける支援をします。
- 私たちは、活動する場が増えるよう、京都を中心とした地域社会、NGO、事業者、行政、教育機関との連携を密にし、多くの人材が自主的に活動を展開し、個人や団体の活動の輪を拡げることを支援します。
- 私たちは、様々な場所で展開される新たな環境保全活動を充実したものにするため、育成した人材が携え、様々な場所で展開されていくようなプログラムを開発します。
- 私たちは、多くの場所で環境保全活動が展開されていくために、人材育成・支援、活動の場創り、ソフト開発で得たノウハウ、成果を国内外に発信します。