取材先企業名 | エムケイ株式会社 |
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取材先企業住所 | 京都市南区西九条東島町63-1 |
取材先企業分野 | 温暖化・気候変動 再生可能エネルギー 京都の文化や暮らしとエコ |
取材先企業HP | https://www.mk-group.co.jp |
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エムケイ株式会社を取材しました
2022年11月14日に国立京都国際会館で開催された「KYOTO地球環境の殿堂」表彰式・京都環境文化学術フォーラム国際シンポジウムにブース出展されたエムケイ株式会社への取材記事です。今回は、2022年度WE DO KYOTO!ユースサポーターの横江さんに、取材の報告として記事を書いていただきました。
(以下、寄稿者:2022年度WE DO KYOTO!ユースサポーター 横江)
環境に配慮したEV車の導入
エムケイ株式会社は、京都府京都市南区に本社を置くタクシー会社であり、近年では、タクシー車をEV車に続々と切り替え、また、地域に密着したサービスの提供にも心がけられています。EV車は、電気自動車であるため、ガソリンを使わず、二酸化炭素排出量削減にもつながり、環境にやさしい自動車です。これから先も続々とEV車を普及させていき、EV車を広めていきたいという方針です。
取材の様子
EV車の利便性
EV車は、利便性として、エンジンがついていないため、車内が静かであるということがあげられます。タクシーのドライバーとして、イメージすることとしては、お客様とのコミュニ―ケーションを取ることが求められると思います。車内が静かであると、コミュニケーションをとるドライバー・お客様にとっても、非常に良い影響を与えると思います。
EV車の課題
EV車は、長く走れる車が少ないというのが現状の課題です。エンジン車に比べると、走れる距離は少ないです。EV車では、フルの性能をまだまだ活かし切れていないというのが現状です。また、これから先EV車が続々と普及していき、エンジン車が減少していけば、EV車が充電中で走れる車の台数に制限が出てきて、お客様にご迷惑をおかけする可能性もあるということです。EV車は、電気自動車であるが故、充電問題なども起こってくるのです。
エムケイ株式会社のアピールポイント
エムケイ株式会社では、タクシーの車種をミニバンにし、大きな車でゆったり乗れるような車種を選択されています。お客様に寄り添うサービス、お客様ファーストにこだわっておられます。車を使う会社であるからこそ、環境への取り組みを押し出しています。また、ENEOSと連携し、EVのバッテリー交換サービスの検討を行うなど、他企業とも連携しつつ、エネルギー関係への取り組みを重視されています。
ENEOSとの協業によるバッテリー交換サービス
環境問題に取り組んでからの変化
エムケイ株式会社が環境問題への取り組みを始めてからの主な変化として、お客様からの意見の変化が大きいそうです。EV車にしてからお客様から良い意見、悪い意見含めて多くの意見をもらうようになりました。また、EV車の更なる普及のため、通常のEV車に加えて、客室が豪華で、富裕層の方をターゲットとしたBMWのEV車両を12月から運行する予定です。
取材を終えて
取材を通して、エムケイ株式会社さんの環境に配慮した取り組みに対する前向きな姿勢は、「お客様のニーズにこたえることを第一優先として、EV車の普及により、多くの人にEV車に興味をもってもらいたい!」という思いからきていることが印象に残りました。また、タクシー会社ならではの視点から環境問題へ取り組まれており、お客様とのコミュニケーション意識など地域に密着したサービスの提供にこだわっていることが素晴らしいと思いました。
経営企画部の美濃部様(左から1人目)にご対応いただきました
取材日:2022年11月14日
寄稿者:2022年度WE DO KYOTO!ユースサポーター 横江
*WE DO KYOTO!ユースサポーターとは
京都府知事から委嘱を受け、京都府とともに環境に関する活動を行う若者のこと。本サイトは、彼らが勉強会や企業取材を通じて得た学びや気づきを発信する場として位置づけています。