取材先企業分野 | 自然環境・生物多様性 再生可能エネルギー |
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エフビットコミュニケーションズ株式会社を取材しました
2022年11月14日に国立京都国際会館で開催された「KYOTO地球環境の殿堂」表彰式・京都環境文化学術フォーラム国際シンポジウムにブース出展されたエフビットコミュニケーションズ株式会社への取材記事です。今回は、2022年度WE DO KYOTO!ユースサポーターの山下さんに、取材の報告として記事を書いていただきました。
(以下、寄稿者:2022年度WE DO KYOTO!ユースサポーター 山下)
エフビットコミュニケーションズ株式会社様は情報通信事業をされていましたが、現在はエネルギー関連事業も行なっています。そして高知県本山町でバイオマス発電所と次世代型園芸施設を組み合わせた地域密着型の農業クラスターを展開しています。隣接するバイオマス発電所の排熱や排ガスを再利用するこのような施設は日本初の取り組みだそうです。バイオマス発電所では再生可能エネルギーとして発電することができ、次世代型園芸施設では高知県最大の年間240tのパプリカ生産を予定しています。
Q&A
Q.エフビット様はなぜ地域住民の雇用を行っているのですか?
A.地域住民の雇用によって地域の雇用促進を行うためです。Uターンなどをしても働き口がない町が多いため、エフビットで雇用創出を図っています。
Q.なぜ、元々は通信関係事業だったのにエネルギー開発に携わっているのですか?
A.通信事業を行なっている際に、電力について考えることがあり、そこからエネルギーにも取り組むことになりました。電力を使っているからこそエネルギーを考える責任もあります。
Q.高知の山にこのような大規模な園芸施設を建設するのは大変でしたか?
A.やはり大変でした。今の環境のままでいい・何も変えないでいいという声がありました。そこで月に一回住民と話す機会を設け関係を構築しました。住民の要望から防音にしたり煙突の高さを考慮したりしました。
Q.この施設の構想から完成までどのぐらいの期間を要しましたか?
A.構想から約4年程度です。とてもスピーディーでした。社風もあり素早く取り組み、建設は1年で終えました。
感想
バイオマス発電と聞くと環境に良いイメージがありますが、仕組みを考えると確かに二酸化炭素を排出してしまうというネガティブな側面があります。そこで、ネガティブな部分をなくすために、排ガスや排熱を利用する仕組みを作ったとおっしゃっていました。本当に環境に良いことをしようという考え方がとても素敵だと感じました。また、画期的な考えで魅力を感じました。ありがとうございました。
取材日:2022年11月14日
寄稿者:2022年度WE DO KYOTO!ユースサポーター 山下
*WE DO KYOTO!ユースサポーターとは
京都府知事から委嘱を受け、京都府とともに環境に関する活動を行う若者のこと。本サイトは、彼らが勉強会や企業取材を通じて得た学びや気づきを発信する場として位置づけています。