企業・団体等

株式会社京都環境保全公社

最終更新日時: 2024-02-19 09:39:02
社名株式会社京都環境保全公社
住所京都府京都市伏見区横大路千両松町126番地
分野

温暖化・気候変動 循環型社会 大気・水質・土壌 

HPhttps://www.kyoto-kankyo.net/
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環境の取組

当社は、1974年に産業廃棄物の処理会社として京都経済界の共同出資で創立され、1984年に京都市伏見区の伏見環境保全センターでは中間処理(選別・破砕、リサイクル、焼却処理)、京丹波町(旧瑞穂町)の瑞穂環境保全センターでは最終処分(埋立処分)事業を開始し、以来長年にわたり産業廃棄物の適正処理と3Rを積極的に推進してきました。1999年にISO14001を取得し、「循環型社会の形成を通じて京都産業界の発展に寄与」を事業目的とし、資源循環の実現に取り組んでいます。

2020年度には、国連の持続可能な開発目標の実現に向け、「私たちは、環境保全事業を営む企業として、常に高い技術と知識を追求し、脱炭素社会および循環型社会の実現に寄与します。」を基本方針としたSDGs活動を本格的にスタートし、長期目標として2030年には、サーマルリサイクルを含めたリサイクル率95%以上を目指しています。

2022年度には伏見環境保全センターに高効率熱回収施設「3号焼却炉」が竣工し、廃棄物発電による新エネルギー事業を開始しました。廃棄物エネルギーを最大限に利活用し、廃棄物から生み出した電気の工場内での活用や、隣接企業への熱供給実施を推進するなど、温室効果ガス削減の取組みも加速させています。また電力販売収入の一部を環境保全活動団体へ寄付し、“住み続けられるまちづくり”に貢献しています。

環境教育・環境学習の取組

地域の環境保全活動を推進する人財の育成に向けた環境教育活動を積極的に展開し、2017年度より京都商工会議所主催の小学校への環境学習事業へ参画、主に4年生の子供たちを対象に環境教育を行っています。2023年度は10校へ訪問し、「ごみって何?ごみは何に生まれ変わる?」をテーマに、ごみと3Rについて学んでもらう出前授業を実施しました。授業後には子供たちから「リデュースを続けて、ごみを減らす取組みをしていきたい」「リサイクルができるように分別を頑張りたい」等の取組みへの前向きな意見が多くみられ、授業の成果を確認することができました。

また、当社は見学者の環境意識の向上や行動変革に繋がればとの思いで、施設見学の積極的な受け入れを行っています。見学者に普段目にすることがない産業廃棄物処理施設を間近で見ていただくことで、廃棄物が資源に生まれ変わるリサイクル処理の工程や、焼却処理の熱エネルギーを利用している様子、リサイクルも熱エネルギー利用もできない廃棄物を環境への影響がないように埋立処分する様子等、産業廃棄物の一貫処理工程を学んでいただいております。

これまでの取組みが評価され、2023年3月20日に京都市から伏見環境保全センターが、同年11月24日に京都府から瑞穂環境保全センターが環境省の推進する「環境保全の意欲の増進に係る体験の機会の場」に認定されました。これにより、当社の産業廃棄物処理施設は全てが「体験の機会の場」認定施設となりました。
当社はこれを機会に実体験を取り入れた環境教育をさらに推進し、持続可能な社会づくりに主体的に参画できる人材育成に貢献してまいりますので、是非当社施設見学会へお越しください。

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