社名 | 株式会社川島織物セルコン |
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住所 | 京都市左京区静市市原町265番地 |
分野 | 温暖化・気候変動 循環型社会 再生可能エネルギー 大気・水質・土壌 京都の文化や暮らしとエコ |
HP | https://www.kawashimaselkon.co.jp/ |
SNS |
環境の取組
創業1843年(天保14年)
事業概要
【インテリア・室内装飾織物】
カーテン、カーペット、壁装、インテリア小物などの製造販売・室内装飾工事
【呉服・美術工芸織物】
帯、緞帳、祭礼幕、和装小物などの製造販売
創業以来、約180年にわたり、私たちがモノづくりを続けてこられたのは、地域の皆さまや得意先の皆さま、そして社会の理解とご協力があったからこそ。
私たちは、長い時を共に過ごしてきた全てのステークホルダーに敬意を表すると共に、これからの新たな時も共に歩んでいきたいと考えています。
持続可能な未来のため、そして人々が健康で豊かな生活を送るため、私たちが取り組めること・取り組むべきことを、常に考え 行動し、モノづくりを究め、自然との共生、地域社会との協力、文化・芸術への貢献にも積極的に取り組んでまいります。
【環境分野における主なSDGsへの取組】
1)製造工程で発生するCO₂の削減
市原事業所では、重油から都市ガスへの燃料転換、ボイラー施設の蒸気使用設備付近への移設、大型空調機の省エネ型への変更などにより、電気・ガスの使用量の大幅削減を実施、CO₂ の削減に努めています。
2)ゼロエミッションへの挑戦
製造工程では、廃プラスチック等を再利用するなどの取り組みを重ね、2007 年からゼロエミッションを継続しています。
物流・縫製の工程では、製造工程で生じる生地のロスを用いてカーテンのサンプルやノベルティを作成するなど、廃棄物を有効に活用した資源循環を目指しています。
3)再生可能エネルギーの利用拡大
一部床材の製造には、風力や太陽光、バイオマスなど自然循環の中で生まれるエネルギー源で発電されたグリーン電力を採用しています。バイオマス発電のグリーン電力証書を購入して、製造工程で消費する電力に充当、製造時に発生するCO₂排出量の削減に貢献します。
4)リサイクルの取組
・循環型リサイクルシステム
2003 年に開始した、開発・製造・回収・再生まで一貫した循環システムによるエコプロジェクトです。回収したタイルカーペットを再資源化し、リサイクルバッキングとして使用することでCO₂ 排出量の削減にも貢献しています。
・広域認定によるケミカルリサイクル
使用後の製品を、完全リサイクルする仕組みを導入しています。不要になったカーテン、カーペットを回収・粉砕したのち、循環再生利用認定のケミカルリサイクル手法で、CO₂ を発生させずに炭化水素油・ガス・炭素に再生します。インテリア業界では、2009 年に川島織物セルコンが初めて広域認定を取得し確立した手法です。
・100%リサイクル糸の使用
現在、漁網の廃棄により多くの生物が犠牲になっており、海洋汚染が深刻な状況になっています。廃棄漁網などから再生された100%リサイクル糸を多くのタイルカーペットに使用しています。
環境教育・環境学習の取組
【小学生への環境学習事業】
京都商工会議所・京都市教育委員会と協働して、子供たちの環境問題に対する意識と科学する心を育てるとともに、企業の取り組みやその技術への関心を深めることを目的とした「小学生への環境学習事業」に取り組み、織物と環境との関連をテーマに出前授業を行っています。
学生の取材記事
2022年度WE DO KYOTO!ユースサポーター(学生)が株式会社川島織物セルコンを取材しました。取材についてまとめた記事はこちら。